パルスレーダ

■回路

 海面反射抑制(STC / Sensitivity Time Control)

海上が荒れて波浪による反射がある場合、CRTの中心付近が明るすぎて、自船の近くにある物標からの反射が分かりにくくなる。STCを使用すると近距離の感度が下がり、海面反射は消える。しかし、このとき海面反射と同じ強度の物標の映像も消えてしまうので、STCを操作するときは注意が必要である。

 

 

雨雪反射抑制(FTC / Fast Time Constant)

おもに雨雪の反射除去に使用するが、近接した輪郭のはっきりしない映像にも効果がある。しかし弱い映像は出にくくなるので注意する必要がある。

検波器の出力を微分して目標を際立たせる。

 

日本財団図書館(電子図書館) レーダー講習用指導書(機器保守整備編)

レーダーの基礎知識 | FURUNOテクノロジー | フルノ製品情報